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2025 Feb
04
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熊本で行きたい!梅の名所ランキングベスト5

寒空の下で咲く梅は、春の訪れをいち早く感じさせてくれる存在です。

今年の春には、寒い冬が終わり、梅の花を見に行きたいと考えている人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、熊本県で訪れるべき梅の名所をランキング形式で紹介します。

梅のお花見の楽しみ方も解説しますので、ぜひご覧ください。

熊本県の梅の名所ベスト5

🔸谷尾崎梅林公園(熊本市)

谷尾崎梅林公園は、加藤清正が梅を軍用に栽培した歴史を持つ公園で、臨済宗の寺院跡地を整備したものです。

約300本、20種類以上の梅が2月上旬から3月中旬にかけて咲き誇り、見ごたえがあります。

また、宮本武蔵が座禅を組んだと伝えられる石があり、そこからは公園全体を見渡す絶景を楽しめます。

駐車場は無料で10台分、トイレも完備されています。

アクセスは車やバス、鉄道と便利で、自然と歴史を満喫できるスポットです。

🔸八代城北の丸跡(松井神社)の臥龍梅(八代市)

八代城北の丸跡にある松井神社の臥龍梅は、幹が地に伏した龍の姿に似ていることからその名がつき、熊本県天然記念物に指定されています。

細川三斎が手ずから植えたと伝えられ、歴史的にも価値のある名木です。

2月中旬から3月中旬にかけて大輪の白い花が咲き、寒さ厳しい時期に咲く「百花の魁」として時代を先駆けた象徴とも称されます。

アクセスは八代ICから車で約15分、JR八代駅からバスで約10分で、周辺に駐車場もあります。

🔸延慶寺の兜梅(山鹿市)

山鹿市の延慶寺にある兜梅は、樹齢500年以上の古木で、天正年間の天草の合戦にまつわる伝説を持つ梅の木です。

武将木山弾正の妻・お京が戦の際に兜の緒を梅に絡ませ討ち取られたことから、「花は咲けども実は成らせまじ」という怨念が宿ると伝えられています。

現在も実を結んでいないという、その神秘性が魅力です。

花の見ごろは2月下旬から3月上旬ですが、木の治療中のため開花状況に影響がある可能性があります。

無料駐車場完備でアクセスしやすいスポットです。

🔸熊本城飯田丸梅園(熊本市)

熊本城飯田丸梅園は、熊本城の飯田丸五階櫓周辺に広がる梅園で、紅梅と白梅約70本が植えられています。

例年2月中旬から下旬にかけて見ごろを迎え、多くの観光客やカメラ愛好家が訪れるスポットです。

現在は平成28年の熊本地震の影響で立入り規制中ですが、特別公開中の「特別見学通路」から、美しい景観を楽しむことができます。

熊本城の歴史を感じながら、華やかな梅の花を観賞できる絶好の機会です。

🔸中尾山公園(人吉市)       

中尾山公園は、熊本県水俣市にある自然豊かな公園で、中尾山の中腹に梅林が広がります。

例年2月中旬から下旬にかけて白梅が咲き誇り、美しい景色を楽しむことができます。

さらに、近くの中尾山展望台からは、市街地や不知火海、天草の島々を一望できる絶景が広がり、梅の花とともに心癒されるひとときを過ごせます。

散策は自由で、入場料も無料なので、気軽に訪れることができるスポットです。

熊本県の梅の開花時期

熊本県の梅の開花時期は、例年2月上旬から3月中旬頃までが一般的です。

地域や気候条件によって多少前後しますが、平地は一般的に2月上旬頃から開花が始まり、2月中旬から下旬にかけて見ごろを迎えます。

山間部は、平地より少し遅れ、2月中旬から開花が始まり、3月上旬が見ごろになることが多いです。

熊本県内では梅の名所も多く、それぞれのスポットで紅梅や白梅が楽しめます。

開花状況を確認して足を運んでみましょう。

熊本県の梅のお花見を楽しむコツ

梅のお花見は、桜とは違った楽しみ方があります。

ここでは、梅のお花見を楽しむコツを解説します。

梅の品種を知る

熊本県で梅のお花見を楽しむコツの一つは、梅の品種について知ることです。

品種ごとに花の色や香り、咲き方に特徴があり、観賞の楽しみが広がります。

以下に代表的な3つの系統を紹介します。

🔸野梅系(やばいけい)

梅の原種に近い系統で、花や葉が小さく、香りが良いのが特徴です。

白色や淡い紅色の花を咲かせる品種が多く、冬至梅や一重野梅などが代表格です。

早咲きの品種が多いのも魅力です。

🔸緋梅系(ひばいけい)

枝や幹の断面が赤く、濃い紅色や明るい赤色の花が特徴です。

鹿児島紅や紅千鳥などの品種があり、鮮やかな花色で目を引きます。

白色の花を咲かせるものもあります。

🔸豊後系(ぶんごけい)

梅と杏の交配で生まれた品種で、木の幹や枝が太く、花や葉も大きいのが特徴です。

ピンク系の花が多く、楊貴妃や桃園などが代表品種です。

遅咲きで香りは控えめです。

香りを楽しむ

熊本県で梅のお花見を楽しむ際は、梅の花の香りに注目することで、より深く春を感じることができます。

梅は品種によって香りの強さや特徴が異なり、例えば「野梅系」は爽やかな香りが特徴で、甘く優しい香りを楽しめます。

一方、「緋梅系」は花色が濃い品種が多いですが、控えめな香りのものも含まれます。

散策中、花に近づき立ち止まって香りを感じることで、視覚だけでなく嗅覚でも春の訪れを堪能できますよ。

まとめ

熊本県の梅の名所ランキングベスト5をご紹介しました。

それぞれのスポットには、訪れる人々を魅了する魅力があります。

紅梅や白梅の鮮やかな色合い、心地よい梅の香り、そして絶景を楽しめる展望台や名所ならではの風情など、寒い時期だからこそ味わえる特別な体験が待っています。

2月から3月が見ごろの梅は、春の訪れをいち早く感じさせてくれる花です。

ぜひこの記事を参考に、次のお休みに熊本の梅の名所へ出かけてみませんか。