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2024 Mar
28
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熊本市ってどんな街?歴史とおすすめの観光スポット4選!

九州地方のほぼ中央に位置し、
豊かな自然と深い歴史を有する熊本市は、
歴史を感じる旅行をしたい人に人気があります。

熊本市での旅行を楽しむためには、
歴史や観光スポットを事前に
知っておくことをおすすめします。

そこで今回のブログでは、
熊本市の面積や人口といった基本情報とともに、
歴史を深掘りしていきます。

また、熊本市のおすすめ観光スポット
【4選】を紹介しますので、
ぜひ最後までご覧ください!

熊本市ってどんな街?歴史を深掘り

熊本県熊本市は、
一体どのような街なのでしょうか。

まずは面積や人口といった基本情報と
歴史を見ていきましょう。

面積と人口

阿蘇山の雄大な自然に囲まれ、
豊かな水源と、温暖な気候が特徴的な熊本市は、
九州地方の中央部に位置し、
熊本県の政治・経済・文化の中心地として栄えています。

面積は約390.3平方キロメートルで、
人口は約74万人(2023年4月時点)、
「水の都」とも呼ばれ、
地下水の豊富さで知られています。

温暖な気候に恵まれ、四季折々の
自然の美しさを楽しむことができます。

歴史

熊本県では、
約15,000年前から人の居住が推測されており、
縄文時代の土器や古墳、
竪穴式住居の痕跡などが発見されています。

6世紀から7世紀の間には、
火・阿蘇・天草などの小さな国々が形成され、
やがて肥後国として一体化しました。

平安時代には多くの荘園が設立され、
鎌倉時代には阿蘇家などの強力な武士団の他、
現在の静岡県である遠江から移住した相良氏が
この地を支配しました。

室町時代には、
複数の武将による権力争いが続き、
豊臣秀吉が九州全域を統制するまで
島津家が支配していました。

その後、県の北部は加藤清正、
南部は小西行長、球磨地区は相良家が統治し、
天草地区は幾度もの支配の変遷を経て、
明治維新まで幕府直轄地でした。

関ヶ原の戦い後、小西行長が失脚したことで、
加藤清正が北部と南部を支配し、
熊本城を建設しました。

この時期に育まれた文化や教育の伝統は、
今日の熊本市の文化的な基盤となっています。

寛永9年には、
福岡県の小倉から細川忠利がこの地に入り、
その後、細川家が北部と南部を
熊本藩として統治しました。

明治4年の廃藩置県により
熊本藩は熊本県に変わり、
他の地域との合併や統合を経て、
明治9年には肥後国全域を占める形で、
熊本県が成立したのです。

熊本県は農業が主産業でしたが、
明治23年頃からは八代にセメント工場が建ち、
明治中期には荒尾市で炭鉱が開発され、
日本の近代化にも貢献しています。

のちの第二次世界大戦後の復興は速やかに進み、
商業や観光業も発展しました。

昭和46年には熊本空港が開設され、
平成23年には九州新幹線が全線開通しました。

近年の熊本県は、
公的機関や製造業の企業が集まり、
九州地方の中核的な存在としての
役割を果たしています。

熊本市のおすすめ観光スポット【4選】

熊本市には、
ぜひ訪れていただきたい場所が多数あります。

そこで!熊本に住む私がおすすめする
観光スポットを4つご紹介します!

🔸熊本城
🔸加藤神社
🔸水前寺成趣園
🔸熊本市現代美術館

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

🔸熊本城

熊本市を代表する観光地と言えば、
何と言っても熊本城です。

1607年に加藤清正によって
築城された熊本城は、
日本の三大名城の一つとされています。

中でも、武士でも簡単には登れないことで有名な
「武者返し」と呼ばれる石垣が有名です。

また、天守閣からの眺めは圧巻で、
熊本市内を一望できます。

2016年の熊本地震で
大きな被害を受けましたが、
現在も復興作業が進められています。

🔸加藤神社

肥後の初代藩主である
加藤清正を祀る加藤神社は、
熊本城のすぐ近くにあります。

守護神である加藤清正は、
地元住民に「せいしょこ(清正公)さん」
の愛称で親しまれていました。

かつて豊臣秀吉のもとで活躍した武将で、
戦での功績により肥後北部の領主となりました。

1600年の関ヶ原の合戦では東軍に属し、
その功績で領地が増え、
熊本城を構築し52万石を統治しました。

加藤神社には年間を通じて参拝者が絶えず、
特に年始には熊本市内の別の名所、
藤崎八旛宮と共に多くの人で賑わいます。

🔸水前寺成趣園

水前寺成趣園は、
国の名勝および史跡に指定されている
回遊式の庭園で、池や小川、
橋が巧みに配置されており、
四季折々の自然の美しさを
楽しむことができます。

元は加藤清正が造園し、肥後藩の細川家、
特に初代の熊本藩主である細川忠興公から
三代目までの期間にわたって築かれました。

1万平方メートルにも及ぶ広大な池があり、
池の水は阿蘇からの清水を引いています。

春と秋にはやぶさめ、
夏には薪能が開催されています。

🔸熊本市現代美術館

熊本市現代美術館は、
熊本の都心に位置する
複合施設内の市街地型美術館です。

主に企画展を開催するメインギャラリーの他、
複数のギャラリーと子ども向けの
創作活動スペースなどが設けられています。

建築はユニバーサルデザインを意識し、
すべての人がアートに触れられるように
考慮されているため、
幅広い年代の人におすすめの美術館です。

まとめ

熊本市は、水の都とも呼ばれ、
豊かな水源と長い歴史を持つ魅力的な街です。

熊本城や加藤神社、
水前寺成趣園などの観光スポットに加えて、
現代美術を楽しめる
熊本市現代美術館もあります。

歴史を感じ、自然を満喫し、
アートに触れることができる熊本市を、
ぜひ訪れてみてください。